鳥取の旬の果実をぎゅぎゅっと

【鳥取/Tottori】

白壁の土蔵が建ち並ぶ、倉吉の伝統的建造物を横目にすすむと

奥まった場所にスムージーのお店を発見。

その名も「くだものや」。

窓が閉まっていたので、

やっているかな…?と中をのぞこうとすると、

にこやかな女性店主が「いらっしゃいませ〜」と声をかけてくれました。


ふむふむ、鳥取県産の果物のみを使っているんですね。

今日のメニューは『リンゴ』か『柿』のスムージーか…

って『柿』???!


これは飲んでみないと気が済まないということで、もちろん両方を注文。

手作りスムージーというだけでも嬉しいのに、

カロリーまでちゃんと書かれていて女性ならではの心づかいだわ〜と感心。



一杯ずつ、店主がミキサーで手作りするため少し時間がかかるとのこと。

イートインではないので、店先の丸太ベンチに腰掛けて待とうと思ったところ…

ふと見ると軒先のカウンターには

けん玉やルービックキューブが用意されていました。

そんな心づかいにキュンときちゃいますね。


「お待たせしました〜」

ガラッと窓を開けて出てきた2種類のスムージー。

まずは「リンゴ(涼香の季節)」から。

甘酸っぱさとまろやかさが相まって、やさしいお味。

するする〜っと行けちゃいます。素材の味が生きていておいしい!


そして(ワタシ的)今日の主役、

『西条柿のスムージー』をドキドキしながら口にふくむと…


「お、、、おいしい〜〜〜〜〜〜!!!」


なんという事でしょう!

柿ってこんなに美味しいんだと、目からウロコの発見でした。

柿がとってもクリーミーで

今まで味わったことのない芳醇な味。

スタッフ3人とも柿にメロメロ。もう一杯飲みたいくらいでした。


なんでも、鳥取県産の旬の果物を使うというのがこだわりで、

試行錯誤して3年かけてこの味にたどり着いたんだとか。

いや〜この美味しさ、納得です。


メニューは季節ごとに変えて、旬なものだけを使用。

11月下旬には洋梨を使った名物スムージー

「梨グリーン」がオススメですよ、ともおっしゃっていました。

ほかにも「いちご」「いちじく」「スイカ」などもあるとのこと。


鳥取の素材にこだわっていらっしゃるので地元出身の方かと思いきや、

元は神奈川県で調理関係のお仕事をされていたのだそう。

倉吉の町並みが好きで観光で来ていたら

倉吉を気に入り、あれよあれよと移住、お店を出されたそうです。


県外の方が鳥取の魅力を発掘し、生かして

こんなに美味しいスムージーを作っているなんて心動かされます。

店主の優しくあったかい笑顔にもほっこり癒されたのでした。


この日は売り切れでしたが、「自家製メープルグラノーラ」も看板商品だそう。

「くだものや」に行かれる際には

スムージーとともにゲットされてはいかがでしょうか?




文:高田明来

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鳥取県産旬の果実と豆乳の手作りスムージーのお店  『くだものや』

Address. 鳥取県倉吉市魚町2557

Tel. 0858-33-5673 
https://www.facebook.com/kudamonoya.kurayoshi