APPI URUSHI WORKS -日常の中の漆器-

「APPI URUSHI WORKS -日常の中の漆器-」


3/11(土)-12(日)の2日間、 ギャラリースナック 「ちんぷん館 TOKYO」では、安比塗漆器工房による安比塗の企画展「APPI URUSHI WORKS -日常の中の漆器-」を開催します。

1Fのスナック式ギャラリーでは食を通して安比塗に触れるイベントを朝・昼・夜とスタイルを変えて展開し、2Fでは展示販売会を行います。

■安比塗漆器工房 | 安比塗について

岩手県八幡市安比はスキーで賑わう安比高原でも有名です。さらに、漆の樹液で有名な浄法寺のある二戸市の隣に位置します。

安比には塗師(ぬし)の育成所「安代漆工技術研究センター」があることもあり、卒業した後、浄法寺をはじめ全国で活躍しています。

「ここで育って、全国に漆を広めて欲しい」という趣旨のもと、その併設機関として生まれたのが安比塗漆器工房です。

http://www.appiurushistudio.com/

■安比塗の特徴

①漆はすべて自社精製

漆は温度や湿度、さらに精製作業によって粘度や光沢が変わってしまう繊細な素材です。安比塗では、季節や天候を考慮しながらすべての漆を工房内で精製しているため、 つねに同じ品質が保てるのです。

②希少な国産漆を使用

直接口をつける最後の塗りは今や希少となった岩手県産の漆を使用漆にすることで、安心感があり、混じり気のない柔らかな光沢を放ちます。(※中塗りには中国産漆を使用しています。)

③木地はすべて国内産

安比塗の原型となる木地はすべて国産材を使用。ミズメザクラ、トチ、セン、ケヤキなどを中心に木のゆがみが出にくいものを厳選し、また丈夫で割れにくい縦挽の木地を選んでいます。

④色褪せないデザイン

安比塗のデザインはシーンやシチュエーションを選ばず、いつまでも飽きがこないシンプルさが特徴です。また漆絵や蒔絵などの加飾を施さないため、純粋に塗りの美しさが堪能できるのも魅力です。

⑤根拠のある堅牢性

漆の精製技術や塗りの回数は、漆器の堅牢性を左右する重要な要素。 安比塗の制作には、岩手県工業試験場(現・県工業技術センター) が深くかかわり、漆本来の特性を生かした技法を確立しました。

⑥100%天然素材

漆器づくりには木地と呼ばれる木材とその木地に塗り重ねる漆が使われます。安比塗は木地も漆も100%天然の素材を選んでいます。自然から生まれた、人にも環境にも優しいうつわです。

■イベント開催概要

開催日時 |

3/11(土)-12(日) 9:00-22:00

イベント3部制、ご予約は不要

開催場所 | ギャラリースナック 「ちんぷん館 TOKYO」

東京都江東区清澄2-5-3

(ちんぷん館TOKYOはイベント時のみオープンする日替わりママによるギャラリースナックです)

朝 )9:00-13:00(L.O.12:30)

朝がゆ | ごはんの美味しさを伝える「ごはん同盟」が"朝がゆ"をご用意します。素材の美味しさを漆器のお椀でいただく贅沢な朝をお楽しみください。

Presenter | ごはん同盟

昼)13:00-17:00(L.O.16:30)

汁ものと珈琲 | 漆器の口当たりから感じる食の美味しさを、料理家の長尾明子によりお雑煮・お汁粉と、PARLOURとVIVA COFFEEによる珈琲でご体感ください。

Presenter | minokamo(長尾明子)、PARLOUR※11日のみ、VIVA CPFFEE※12日のみ

夜)18:00-22:00(L.O.21:30)

スナックあきこの部屋 | お酒と共にある漆器の宴を「あきこの部屋」がプロデュース。安比塗の魅力を、器と食とお酒のプロたちが賑やかに、そして楽しくご披露いたします。

Presenter 日野明子、長尾明子、白土暁子、佐藤暁子